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DATA . 2022.1.2

Nakamura’s STORY Vol.02

Nakamura Hiroki

Nakamura Hiroki

18歳 夢を持てない青年、アルバイトをする

子供の頃から、やりたい事や夢がありませんでした。
正確に言うと夢を持っても意味がないと思い続けていたのです。

子供の頃から、ノストラダムスの大予言「1999年の夏に世界が終わる」を信じきっていました。
だから夢を見ることはせず、勉強もろくにしていなかったのです。

しかし1999年の夏は何事もなく、世界が終わると信じ切っていた僕は、
夢を持たないまま社会へ押し出されました。

高校卒業時は就職氷河期。
就職するのに非常に厳しい時代です。

とりあえず、音楽と犬が好きだったのでアルバイトとして
「CDの販売やレンタルをしているお店」と「ペットショップ」で兼業することにしました。


23歳 犬のセレクトショップを開く

その後、僕に転機が訪れます。

とある事情で会社の組織体制が変わると通達があり、
会社に残るか辞めるかの選択を迫られたのです。

僕は「販売員」としてのスキルしかなく、特別持っている資格もありません。
そんな自分を雇ってくれる会社があるのだろうか?そう疑問に思った僕は、
無いなら自分で働く環境を作ってしまえと「お店」を開くことにしたのです。

なぜか会社に残る選択はなく、今思えば無謀というか、
何も考えていなかったのだと思います。

たまたま、テレビで犬に1着1万円を超える洋服を着せている映像を見てピンときました。
これからはペット市場が伸びていくだろう……そう考えた僕は犬のセレクトショップに目をつけました。
もともと犬が好きだったのと、ペットショップで働いていた経験も活かせるのでピッタリです。

早速、ペット市場を研究したり、東京で開催された展示会に参加したりと、さまざまな情報を収集しました。
調べれば調べるほど間違いなくいけそうだと確信に変わっていったのです。


開店までの商品決めと店舗契約

取り扱う商品をリストアップして、メーカーや問屋さんと交渉をするのですが、当時の僕は23歳。
若くして起業することが珍しい時代で、まともに相手にしてくれる会社がほとんどありません。

それでも、50社以上にコンタクトをとり、やっとの思いで仕入れ先を確保。
自分の足で空いているテナント物件を巡り、めぼしい物件を管理している不動産屋さんにアプローチしました。

しかしここでも年齢がネックになります。問い合わせをして不動産屋に行っても、
露骨にめんどくさい顔をされ、相手にしてもらえなかったのです。

それでも諦めず、何社も不動産屋を周り、
自分の熱意を伝えながら何とか良さそうな物件を契約することができました。

商品と場所は揃った。
あとは店舗の準備をするのみです。

お金がなかった僕は内装を依頼することができず、
仕方なくホームセンターに資材を買いに行き、一人で準備を行いました。

他にも、看板を自分でデザインしたり、広告のデザインも自分で作成したり、
ホームページも「ホームページビルダー」というホームページ作成ソフトを使用して作りました。

今思えば、このとき全てをプロに依頼していたら、
僕はこうしてデザインに関わる仕事をしていなかったと思います。


開店初日からお金に悩む

オープンの日は今でも鮮明に覚えています。

それまで必死に準備をしてきたので、開店と共にものすごい数のお客様が
来店してくださるのだろうと思っていました。
だから、レジ袋も買い物かごも十分に用意していました。
営業中に釣り銭が無くならないように、たくさん準備して……

しかし、蓋を開けてみると自分が想像していた
10分の1にも満たないお客様しか来店されなかったのです。

このとき、僕は血の気が引きました。
お店のオープンに必要な費用が予想よりオーバーしていて、
運転資金がほとんど残っていなかったからです。
開店初日で爆発的に売れ、売上金額を運転資金に回そうと思っていたので、初日から危機に陥ってしまいました。

「認知が広がれば次第にお客様も増えてくるだろう」
そんな期待も外れ、オープン初日から客数は徐々に減っていったのです。

「もうやばいかも」と本気で思いました。

お金がなければお店を閉店しなければいけない。
でも万が一、開店初月でいきなり閉店となってしまったら僕の人生はここで終わります。

お金をなんとか用意しなければ。

そう思い、真っ先に思い浮かんだのが銀行です。
ネットで調べると借入をするにはなかなかハードルが高そう、
しかも初月から資金がショートしそうな人に誰がお金を貸してくれるでしょう。

そうなると、最後の切り札を使うしかありません。

それは「親」です。
申し訳なさ300%でお願いをして、なんとか少しばかりの資金を貸してもらえることになりました。
親は「大学に行かせると思えば安いわ」と快く貸してくれたのですが、本当に申し訳なく感謝感謝です。
こうして初月のピンチを何とか乗り切りました。

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