Nakamura’s STORY Vol.04 | Think for Design
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DATA . 2022.1.4

Nakamura’s STORY Vol.04

Nakamura Hiroki

Nakamura Hiroki

28歳 デザインを学ぶために就職をする

デザイン会社への就職を目指すものの、当時はデザイン会社が少なく、
求人募集している会社はごくわずか。
さらに僕は、デザインの学校にも出ておらず、実務経験もないので非常に厳しい現実が待っていました。

そんなとき、「社長募集」と大きな文字で掲載された求人広告が目に飛び込んできました。
それを見た瞬間にビビッと直感が働き「こんな広告が作れる会社に入りたい」と思ったのです。

僕は瞬時に履歴書を書き始めたのですが、
単に履歴書と職務経歴書を送るだけでは不採用になることが目に見えていました。
そこで何か工夫をしなければと思い、
自分の取扱説明書をポートフォリオとして作成したのです。

面接をしてから数日後、ホームページ制作担当として採用となり僕は嬉しくて飛び跳ねました。
ここから僕はデザイン業界に足を踏み入れることになったのです。

いざ会社に出勤するようになると、自分の仕事の出来なさに震えを覚えました。
それもそのはず、ホームページをきちんと作れる技術を持ち合わせていなかったからです。

危機感を持ち「ここでがんばらなければクビになる」と思った僕は、毎日勉強をし続けました。
しかし「独学には限界がある」と思った僕は、働き始めて半年で転職を決意。

ホームページ制作会社に転職し「アシスタント」として入社することになったのです。

働き始め早々、自分の能力のなさに改めて打ちのめされます。
悔しくて悔しくて、家に帰ってから毎日夜遅くまで、とにかく自分が良いと思ったサイトを模写して勉強をしていました。
少しづつサイトが作れるようになると、僕は少しだけ自信が持てるようになりました。

しかし、会社ではずっとアシスタント的存在だったので、
ゼロから作ることもできずもどかしい気持ちを抱えていたのです。


29歳 2度目の独立、アプリコットデザインの誕生

僕は、お店を運営していた自分のような人をサポートしたいと思い、この業界に入りました。
しかし、アシスタントとしての立場ではお客様のお役に立てない。
だから「独立しよう」と思ったのです。(今思えば本当に無茶苦茶な考え方ですよね、アシスタントの分際で)


お世話になった会社の社長には本当に申し訳なかったのですが、
良いと思ったら即行動する自分の感情を抑えることができませんでした。

最初の独立は店舗だったので、店舗設備や商品など多額の開業コストがかかりました。
しかし今回は「ホームページ制作会社」としての独立。
自分の体とパソコンひとつでできるので、自宅に仕事スペースを用意して2度目の独立がスタート。

しかし、コネもツテも無かった当時の僕に仕事はありません。
とりあえずDMを作り良さそうな会社やお店へ送付。
ところが待てど暮らせど、連絡が来ることはありませんでした。
経費はほとんどかからないとはいえ、自分自身の生活費は必要で、日に日にお金がなくなっていったのです。

仕事がなく3ヶ月が経過したところで僕は辞めることを決意しました。
「二度と独立なんてしない」と心に決めて。

次は、美容室を複数店舗展開している会社の本部で、
ホームページの担当者を募集している会社に目が止まりました。
お店を一人で経営していたことと、ホームページが作れるという
自分のスキルにマッチしていると思い、早速応募。すぐに採用が決まったのです。

最初はホームページの制作を主な仕事として働いていましたが、
次第にチラシ作りや動画制作と、幅を広げていきました。
自分が携わったことに対してダイレクトに反応が分かったので、やりがいを感じる仕事です。

さらに人事にも携わることになり、面接や入社手続きはもちろん、
現場とコミュニケーションをとる機会が増え、これらも楽しさを倍増させるものでした。

2年ほど勤務した頃、独立する美容師さんから「ホームページを作って欲しい」と相談されました。
僕は喜んでホームページを作成させていただいたのですが、
開店後に美容室へ伺うと、その美容師さんが目を輝かせて働いていたのです。

僕は、自分の夢を叶えようとする姿を見て羨ましい気持ちになっていました。

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