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DATA . 2022.4.6

レッドオーシャンの中で戦う

Nakamura Hiroki

Nakamura Hiroki

おはようございます!
伴走型ブランド経営デザイナーの中村です。

市場(マーケット)の中にはレッドオーシャンと
ブルーオーシャンという考え方があります。

レッドオーシャンは激戦市場で、競合との激しい戦いが繰り広げられています。
価格競争に陥りやすいので薄利益となりがちです。

一方ブルーオーシャンは、ライバルがいないまたは少ない市場です。
価格を売り手側が決められることができるので、高利益になるのが特徴です。
しかしながら、ブルーオーシャンはいずれ競合の新規参入によってレッドオーシャン化していきます。

どうせなら競合の少ないブルーオーシャンを見つけていきたいと誰もが思います。
しかし、ありとあらゆる優れた商品が溢れたこの世の中で、圧倒的に機能や品質で差別化するのはもはや困難です。

とはいえ、考え方次第で成熟したカテゴリーの中でも
ヒット商品を作ることも可能という事例をご紹介します。

去年、約28年ぶりに復活した「アサヒ生ビール(通称マルエフ)」をご存知でしょうか?
ガッキーが「おつかれ生です」と言っているCMが印象的なビールです。

このビール、発売から3日で売れすぎのため
販売停止してしまったくらい爆発的に売れました。

このビールのブランドパーパス(存在理由)は
「心にあたたかな灯をともし、ぬくもりある日本をよみがえらせる」です。

僕も飲んでみたのですが、キレというよりは、まろやかでまったりコクのある味わいで、
ブランドパーパスを見た瞬間に「確かに!」と納得しました。

一般的なビールは「ゴクゴクプハーうまい!」や「炭火で海鮮を焼いてやっぱ最高」などのCMが多く、
どちらかというと颯爽感と言いますか、みんなでわいわい的な印象です。

でもアサヒ生ビールの場合、どちらかといえば「静」で、
1人でしっぽりと物思いにふけながらゆったりと飲むと言った印象です。

これはアサヒビールのマーケティング担当の方が言っていましたが
これまでのビール市場の中において、温もりとか心の豊かさなど
情緒的な価値を提供するポジションをとっているビールがなかったそうです。

競合他社がひしめき合うビール市場で、
温もりと心の豊かさというポジションを狙った戦略は、僕自身めちゃくちゃ納得しました。

商品の特性と提供価値・パーパスなどを踏まえ、
独自の強みが活かせる場所で戦うことによってヒット商品になれるという素晴らしい事例です。

成熟したカテゴリーの中でも、ポジションの取り方によってはまだまだチャンスがありそうですね。

商品を今一度、様々な角度から見つめ直すしてみると
ブルーオーシャンが見つかるかもしれません。

本日もがんばっていきましょう!
それではまた明日

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