自己理解

苦手な人と関わらなきゃいけない時の対処法

written by natsuki

「あの人と話すと、いつも疲れちゃうんです」。仕事の相談のなかで、本当によく出てくる言葉です。

苦手な人と関わらないといけない場面は、職場でも家庭でも、避けては通れません。でも、関わり方そのものを少しずらすだけで、消耗の量はぐっと減ります。今日はそのあたりを書いてみます。

苦手な人に、時間と心を奪われすぎない

まず大事にしたいのは、苦手な人に自分の時間と心力をたくさん奪われすぎない、と決めることです。

苦手な相手のことばかり考えて、夜中まで頭から離れない。仕事終わりにため息が止まらない。これが続くと、自分の本来の仕事にも影響してしまいます。「あの人のことを考える時間」に、自分なりの上限を設けてあげる感覚が、まずは入口です。

苦手の正体は、「価値観のすれ違い」が多い

苦手と感じる人を、よく観察してみると、性格そのものより、価値観のすれ違いから来ていることが多いです。

こちらは「結果より過程を大事にしたい」のに、相手は「結果がすべて」だと考えている。こちらは「ゆるい関係が心地いい」のに、相手は「上下関係をはっきりさせたい」と思っている。価値観のずれは、性格の合う合わないより、根が深い問題です。

相手の価値観を、観察してみる

そう考えると、苦手な人に対しても、まずは「この人は何を大事にしているんだろう」と観察してみる時間が、結果として効きます。

「プライドを大事にしているから、立てられると機嫌がよくなる」「年功序列を大切にしているから、順序を踏むと話を聞いてくれる」。こうした観察ができると、必要以上に踏み込まなくても、最低限の関係を保てるようになります。

適切な業務配分で、消耗を減らす

もう一段現実的な話をすると、苦手な相手と一緒にやる仕事を、できるだけ自分の中で整理しておくことも有効です。

相手が向いている業務、自分が引き受ける業務をはっきり分けて、重なる時間を最小化する。チーム内で役割を交渉できるなら、苦手な相手と直接やりとりする回数そのものを減らしてもらう。これも、自分を守るための立派な手立てです。

全員に好かれる必要はない

そして、いちばんお伝えしたいのが、「全員に好かれる必要はない」ということです。

好き嫌いはどうしても発生するもので、これを無理に消そうとすると、自分のほうがどんどん消耗していきます。好き嫌いの感情はあっていい。そのうえで、相手の価値観を知ることで、必要なときだけ穏やかにやり取りできる関係をつくっていく。これが、長く働き続けるための、いちばん現実的な対処法だと感じています。

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