自己理解

自分らしく生きるための法則

written by natsuki

「自分らしく生きたいけれど、どうすればいいか分からない」。キャリア相談で本当によくお聞きする声です。

このとき、私はいつも「心のしくみマップ」というものを使って、ご一緒に整理していきます。少しだけ抽象的な話になりますが、これが分かると、自分らしさへの道がぐっと近づきます。

心のしくみは、3つの層でできている

私が日々お伝えしているのは、心のしくみは「本音」「価値観」「感情」の3層構造になっている、という捉え方です。

いちばん深いところに本音があって、その上に価値観があって、いちばん表面に感情がある。表面の感情だけ見ても解決しない悩みも、深い層に降りていくと、すっと整理できることが多いんです。

本音は、心の根っこにある「欲求」

いちばん下の層、本音とは、表面的な願望ではなく、「本当に感じたい」「本当に満たされたい」という深い欲求のことです。

たとえば「もっと稼ぎたい」という願いの奥には、「安心して暮らしたい」「自分の存在を認めてほしい」など、もう一段深い欲求が隠れていることがあります。本音まで降りないと、いくら表面を満たしても、苦しさは消えません。

価値観は、本音を実現するためのルール

その上にある価値観は、本音を満たすために自分が大事にしているルールのようなものです。

「家族との時間を優先する」「正直であることを貫く」「結果ではなく過程を楽しむ」。価値観は人によってまったく違って、優劣もありません。本音を支えるための、自分なりのルールブックだと思っていただくと、つかみやすいです。

感情は、価値観への「反応」

そして、いちばん表面にあるのが感情です。感情は、価値観が満たされたか、損なわれたかへの自然な反応として現れます。

「なぜか分からないけど、モヤモヤする」というとき、その奥では、何らかの価値観が傷ついていることが多いです。だから感情を切り捨てるのではなく、サインとして受け取って、奥の価値観や本音を見にいく入口にしていきます。

しくみが分かると、自分への扱いが優しくなる

このマップが頭にあるだけで、自分への扱い方が少し優しくなります。

感情に振り回されていたときは「私はダメだ」と責めていたものが、「これは価値観が大事にされなかったサインなんだ」と捉え直せる。日々のモヤモヤを、自分を知るための材料に変えていけるようになります。

心を変える前に、心のしくみを知る

自分らしく生きるための一番の近道は、心を頑張って変えることではなく、心のしくみを知ることでした。

本音、価値観、感情。この3層を行き来できるようになると、人間関係のストレスが減ったり、人生の判断が落ち着いていったりします。自分らしさは、特別な才能ではなく、自分の心と仲良くなることで自然と立ち上がってくるものなんだと感じています。

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