大人の体験格差が深刻な件
written by natsuki
SNSやAIから、毎日たくさんの情報が手に入る時代になりました。便利になっているはずなのに、なぜか前に進めていない方が、本当に多いと感じます。
その背景にあるのが、私が「大人の体験格差」と呼んでいる現象です。今日はそのあたりを、丁寧に書いてみたいと思います。
情報過多のなかで、止まってしまう
情報が手に入りすぎるがゆえに、「もう知った気になる」が起きやすくなっています。
本を読んだ、動画を見た、誰かのインタビューを聞いた。そのつもりで満足してしまって、自分でやってみる前に、別の情報に移ってしまう。これを繰り返していると、知識は増えるのに、自分の手応えはまったく増えていない、という状態になります。
体験格差は、子どもだけの話ではない
「体験格差」という言葉は、子どもの教育格差の文脈で使われることが多い言葉です。
でも実は、大人にも同じような格差が、ひそかに広がっています。「やってみた」を持っている人と、「知っている」だけで止まっている人。長く続くと、両者の差は本当に大きくなっていきます。
知識と実践のあいだには、深い谷がある
「読んだ」「聞いた」と、「実際にやってみた」のあいだには、思っているより深い谷があります。
頭で理解していることと、身体で動けることは、まったく別のスキルです。話せるけれど動けない。説明できるけれど、初手が出ない。自分自身、何度も経験してきました。動いて初めて、知識は身体に染みていきます。
オフラインの場が、実は近道になる
こうした体験格差を埋めていくときに、私が頼りにしているのが、オフラインのワークショップやコミュニティです。
ひとりで動こうとすると、つい先延ばしになるものでも、誰かと一緒の時間と場所だと、不思議と一歩を踏み出しやすくなります。仲間がいるという感覚が、最初のハードルをぐっと下げてくれるんですよね。
小さな行動の一歩が、未来を動かす
大人の体験格差を埋めていく特別な近道はなくて、結局は小さな「やってみた」を積み重ねていくしかありません。
でも、その一歩は、思っているよりずっと大きいです。一回でも動いてみた人と、動いていない人とでは、見える景色が違ってきます。情報を集めるのを少しお休みして、いまの自分が小さく動ける場所を、丁寧に探してみてほしいと思います。