





このプロジェクトのはじまり
このプロジェクトは、1年間にわたるブランディングワークから始まりました。
ヒアリングを重ねるなかで見えてきたのは、小市こども園さんがすでにたくさんの魅力を持っているにもかかわらず、
それらがまだ十分に言葉になっていなかった、ということでした。
小市こども園さんの強み(他の園との違い)
1.「待つ保育」を軸にした、独自の保育観
子どもの行動を急かさず、気持ちが満たされるまでそっと寄り添う”待つ保育”は、小市こども園さんならではの姿勢です。
「できた」という結果よりも「できるようになっていく過程」を大切にすることで、子ども自身の主体性や自立心が育まれていきます。
2.褒めて伸ばす YYプロジェクト(ヨコミネ式)
体育・読み書き・ワークなどを段階的に取り組むことで、
“できない → できた!”という成功体験を積み重ね、自信と挑戦する気持ちを育てる仕組みが整っています。
3.地域・職員・保護者が、互いに照らし合う文化
ロゴの源になった”月”と”六花”の物語が示すように、
職員・子ども・保護者が 互いを尊重し照らし合う関係性 を大切にしている点が、この園の温かさだと思います。
離職した職員さんが「ただいま」と戻ってくる園の風土も、その象徴ではないでしょうか。
4.専門家と連携した、チームでの保育
作業療法士、体育指導員、リトミック講師、造形講師など、
専門的な知見を取り入れた園内外の協働体制が整っている点も、他の園にはなかなかない特徴です。
園が大切にしている価値観、日々の保育のなかで育まれている子どもたちの姿、職員の方々が働く環境や想い——
そのひとつひとつが園の強さであり個性であることを、一緒に丁寧に確かめながら、ブランドアイデンティティを紡いでいきました。
ブランドの軸が見えてきたタイミングで、写真撮影・動画制作・ホームページの構成づくりへとステップを進めました。
撮影では「自然体の子どもたちの表情を残したい」という園の想いを大切に、
日常の保育にそっと入り込むようなかたちで撮影を行いました。
子どもたちの生き生きとした様子や、職員の方が子どもに寄り添う姿を、できるだけリアルに伝えられるよう心がけています。
紹介動画
採用向け動画
ホームページの制作では、園の丁寧な保育姿勢を表現するために、やわらかく温かみのあるデザインをベースに組み立てました。
保護者の方にとって情報が見やすく、園の魅力がスムーズに伝わる導線についても、しっかりこだわっています。


プロジェクトを経て
園を知ってもらうきっかけが広がり、問い合わせや見学の希望が増えたことはもちろん、
職員の皆さんから「自分たちの仕事の価値を改めて確認できた」という声もあったそうです。
ブランドをつくることは、外に向けて魅力を伝えるだけではなくて、
園の内側にある誇りをもう一度静かに見つめ直す時間にもなるのだと、このプロジェクトを通じて改めて感じさせていただきました。
小市こども園さんがこの地域で、これからも長く愛される存在であり続けられるよう、
引き続き継続的にサポートさせていただきたいと思っています。