自分とチームの「仕事のトリセツ」をつくるワークショップ
このワークショップでは、自分の強みや価値観、つまずきやすい状況、仕事を進めやすい関わり方を整理し、職場で活用できる「仕事のトリセツ」をつくります。
同じ会社で働いていても、仕事の進め方や考え方は一人ひとり異なります。
- 一人で考えてから相談したい人。
- 人と話しながら考えを整理したい人。
- 最初に目的や完成イメージを知りたい人。
- 途中で確認しながら進めたい人。
こうした違いが分からないまま働いていると、
「何度言っても伝わらない」
「なぜ相談してくれなかったのだろう」
「同じチームなのに仕事が進めにくい」
と感じることがあります。
自分と相手の違いを、性格や相性の問題だけで終わらせず、依頼、相談、役割分担、フィードバックなど、日々の仕事で使える言葉に変えていくワークショップです。
このような課題はありませんか?
- 社員同士のコミュニケーションがうまくいかない
- 同じ説明をしても、受け取り方や行動に違いが出る
- 社員が困っていても、なかなか相談してくれない
- 一部の社員が仕事を抱え込んでしまう
- 上司が部下への仕事の任せ方に悩んでいる
- フィードバックをすると、社員が落ち込んだり黙ったりする
- お互いの得意なことや苦手な状況を理解できていない
- 会議や情報共有の方法が、人によって異なっている
- チーム内の役割や仕事の負担に偏りがある
このような場合、本人の能力や意欲だけに原因があるとは限りません。
- 仕事の目的や優先順位が伝わっていない。
- 相談するタイミングが分からない。
- 本人の強みと役割が合っていない。
- それぞれが働きやすいと感じる条件を、お互いに知らない。
こうした小さな違いが重なり、仕事の進めにくさや人間関係のすれ違いにつながっている可能性があります。
Think for Designのワークショップでは、「あなたはこのタイプ」と決めつけるのではなく、実際の仕事で起きている行動や経験から、自分と周囲が働きやすくなる方法を考えます。

ワークショップで取り組むこと
1.自分が仕事で発揮している強みを整理する
大きな成果や特別な能力だけでなく、仕事の中で自然に繰り返している行動を振り返ります。
- 周囲からよく頼まれること
- 自分では普通だと思っているのに褒められたこと
- トラブルが起きたときに自然と取る行動
- ほかの人は大変そうでも、自分にはそれほど苦にならないこと
- 最近うまく進められた仕事と、そのときに行った工夫
「責任感がある」「コミュニケーション力がある」といった抽象的な言葉だけではなく、
「期限から逆算して作業を分け、周囲が進捗を確認できるようにする」
「相手の表情や理解度を見ながら、説明する順番や言葉を変える」
など、職場で再現できる行動として強みを整理します。
2.つまずきやすい条件と、早めのサインを知る
苦手なことを欠点として捉えるのではなく、どのような状況で負担が増えやすいのかを整理します。
- 急な依頼や予定変更が続く
- 複数の仕事を同時に頼まれる
- 仕事の目的や完成イメージが分からない
- 周囲へ相談するタイミングをつかめない
- 人の期待に応えようとして抱え込んでしまう
- 細かい部分が気になり、仕事を終えられない
また、余裕がなくなったときに自分へ表れやすい変化も確認します。
- 口数が減る。
- 確認が増える。
- 一人で抱え込む。
- 小さなミスが増える。
- 必要以上に焦ってしまう。
限界になってから周囲が気づくのではなく、早めの段階で相談できる方法を考えます。
3.仕事で大切にしたい価値観と原動力を整理する
同じ仕事をしていても、何を大切にしているかによって、やりがいや違和感を覚える場面は異なります。
- 安心して取り組めることを大切にする人。
- 新しいことへ挑戦できることを大切にする人。
- 誰かの役に立っている実感を大切にする人。
- 自分で工夫できることを大切にする人。
- 周囲と協力して進めることを大切にする人。
これまで「この仕事には意味がある」と感じた場面や、反対に強い違和感を覚えた出来事を振り返り、自分が仕事で大切にしたいことを言葉にします。
価値観を全員で同じにする必要はありません。
一人ひとりの価値観と会社の理念がどこで重なるのか、自分の役割の中でどのように表せるのかを考えます。
4.仕事を進めやすい関わり方を言葉にする
自分が仕事を進めやすい依頼方法、相談方法、フィードバックの受け取り方を整理します。
例えば、仕事を依頼されるときに、
- 目的を最初に知りたい
- 期限と優先順位を明確にしてほしい
- 完成イメージを確認したい
- まず自分で考える時間がほしい
- 途中で一度確認してほしい
など、必要とする情報や関わり方は人によって異なります。
ただし、「自分に合わせてほしい」という要求だけにはしません。
「急な変更があると焦りやすいため、自分から新しい期限と優先順位を確認する」
「仕事を抱え込みやすいため、予定の8割が埋まったら上司へ相談する」
など、周囲にお願いしたいことと、自分からできることを一緒に考えます。

5.自分の「仕事のトリセツ」をつくる
これまで整理してきた内容から、職場で共有したいことを一枚にまとめます。
仕事のトリセツに記載する主な項目は、次のとおりです。
- 自分が力を発揮しやすいこと
- 強みを生かせる仕事や役割
- つまずきやすい条件
- 余裕がなくなったときの早めのサイン
- 仕事で大切にしたい価値観
- 心が動くことや挑戦したいこと
- 仕事を依頼されるときに知りたいこと
- 相談しやすい方法やタイミング
- フィードバックを受け取りやすい方法
- 自分から取り組みたい行動
仕事のトリセツは、「私はこういう人なので、周囲が合わせてください」という要求書ではありません。
自分の傾向を伝え、自分からできることも示しながら、お互いが働きやすい方法を考えるための対話の材料です。
また、書いた内容をすべて共有する必要はありません。どこまで周囲へ伝えるかは、本人が選びます。
6.お互いの違いを知り、チームの力を整理する
作成したトリセツの中から、本人が共有したい内容を選び、ほかの参加者と共有します。
聞き手は、内容を評価したり、すぐに助言したりするのではなく、
「その強みが最も発揮されたのは、どのような場面ですか」
「私たちの仕事では、どこで生かせそうですか」
「困っているとき、周囲はどのように気づけそうですか」
といった質問を通じて、相手への理解を深めます。
一人ひとりのトリセツをもとに、チームの中にどのような力があるのかも整理します。
- 丁寧に考える人。
- すぐに試してみる人。
- 人の声を拾う人。
- 情報を分かりやすく整理する人。
- 問題が起きる前に準備する人。
全員を同じ働き方へ近づけるのではなく、それぞれの違いをチームに必要な役割として生かします。

7.チームで試す働き方を決める
気づきや対話だけで終わらせず、実際の職場で試す行動を決めます。
例えば、
- 仕事を依頼するときは、目的・期限・優先順位を伝える
- 迷ったときは、完成度60%の段階で一度相談する
- 会議の議題を事前に共有する
- 決定事項と担当者を記録に残す
- 仕事量が増えたときは、優先順位を上司と確認する
- フィードバックの前に、本人の考えを聞く
など、現在の職場で実行できる小さな行動に落とし込みます。
約束を増やしすぎず、まずは2〜3個を一定期間試します。
できなかった人を責めるのではなく、実行しにくかった理由を振り返り、チームに合う方法へ更新していきます。
ワークショップで目指す変化
社員に期待できる変化
- 自分の強みを、職場で生かせる行動として説明できる
- 自分がつまずきやすい状況や早めのサインに気づける
- 困ってからではなく、早めに相談しやすくなる
- 仕事を進めやすい依頼方法や関わり方を伝えられる
- 周囲へ求めるだけでなく、自分からできる行動を考えられる
- ほかの社員との違いを、相性や性格だけで判断しなくなる
- 自分の強みを生かせる役割や仕事を考えられる
- チームの中で試す具体的な行動が決まる
企業が得られるもの
- 社員一人ひとりが力を発揮しやすい条件
- 社員が負担を感じやすい状況や相談のサイン
- 仕事を依頼するときに必要な情報や伝え方
- チーム内にある強みと補い合える役割
- 一部の社員に集中している仕事や役割
- 相談、会議、情報共有、フィードバックの改善点
- 1on1や人材育成で確認したい内容
- チームで試す具体的な行動や共通ルール
ワークショップ終了後は、個人の記入内容をそのまま会社へ提出することはしません。
本人が共有に同意した内容と、チーム全体に見られる共通傾向を整理し、役割設計やコミュニケーション改善に活用できる範囲で、企業のご担当者へフィードバックします。
ワークショップで作成するトリセツは、人事評価や一方的な配置判断のためのものではありません。
本人と周囲が対話しながら、力を発揮しやすい役割、仕事の進め方、相談方法を一緒に考えるために活用します。
概要
- 対象:若手社員から管理職まで
- 推奨人数:5〜15名程度
- 所要時間:4時間
お問い合わせ・お申し込み
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