「職場の保健室」への共感から、改めて感じたこと
先日、LinkedInで「職場の保健室」について投稿したところ、100件以上のいいねと、たくさんの温かいコメントをいただきました。
(良かったらLinkedinで繋がってください✨www.linkedin.com/in/菜月-中村-a51b30411)
私自身が長年思い描いてきた取り組みに、これほど多くの方が共感してくださったことを、とてもうれしく感じています。
コメントやメッセージを通じて、皆さんが考える「職場のサードプレイス」のあり方や、それぞれの事業についてお話を伺う機会もありました。
その中で改めて感じたのは、一人の専門家や一つの会社だけで、すべてを支えようとしなくてもいいということです。
人が抱える悩みや課題は、本当にさまざまです。
キャリアについて考えたい人もいれば、人間関係に悩んでいる人、心身の不調を抱えている人もいます。経営者であれば、社員の育成や組織づくりについて相談したいこともあるでしょう。
だからこそ、それぞれの専門性を持つ方々とのつながりや、必要に応じて連携できる関係を築いていくことも、大切だと感じています。
会社の中では話せないことがある
「職場の保健室」を考えるうえで、私が大切にしているのは、会社から独立した第三者の存在であることです。
もちろん、社内に相談できる上司や同僚、人事担当者がいることも、とても大切です。
ただ、同じ会社で働いているからこそ、話しにくいこともあります。
「こんなことを相談したら、評価に影響するのではないか」
「上司に知られたら、働きにくくなるかもしれない」
「今の仕事に迷いがあるけれど、会社にはまだ伝えたくない」
こうした思いがあると、本当に考えていることを言葉にするのは難しくなります。
一方、会社とは独立した外部の専門家であれば、評価や職場での立場を気にせず、自分自身の気持ちや考えと向き合いやすくなることがあります。
誰かに正解を教えてもらうのではなく、自分が何を大切にしていて、これからどうしていきたいのかを考える。
自分との対話を深め、自分で選択し、行動できるようになること。
それが、私の考える「自律」につながっていくのだと思います。
私自身も、外部コーチングに支えられてきました
実は私自身も、会社がコーチング費用を負担してくれる環境で働いた経験があります。
仕事をしていると、目の前の業務に追われ、自分の気持ちやこれからのことをゆっくり考える時間は、なかなか取れません。
そんな中で、定期的にコーチングを受けられることは、私にとって大きな支えになっていました。
気持ちを整理しながら、落ち着いて日々の業務に向き合うことができましたし、自分の強みや、これから挑戦したいことも明確になっていきました。
何よりよかったのは、そこで話した内容が、そのまま会社に伝わるわけではなかったことです。
会社の評価や期待から少し離れて、一人の人間として自分自身と向き合うことができました。
だからこそ、普段は言葉にできない気持ちにも気づき、自分の可能性を広げることができたのだと思います。
この経験があるからこそ、外部の専門家と対話する時間の価値を、今でも強く感じています。
社員だけでなく、会社にとっても価値がある
こうした仕組みは、社員だけが得するわけではなく、経営者や管理職にとっても、大きな意味があると考えています。
例えば、社員の仕事への不安やキャリアの迷い、個人的な事情まで、すべてを上司が受け止めようとすると、管理職自身の負担も大きくなります。
もちろん、会社として向き合うべき課題まで外部に任せてしまうことはできません。
ただ、社員が自分の気持ちを整理したり、強みや目標を見つめ直したりする時間を、外部の専門家が支えることはできます。
その結果、社員が前向きに仕事と向き合えるようになったり、上司との対話がしやすくなったりすることもあるでしょう。
また、社員が安心して相談できる制度を整えていること自体が、人を大切にする会社の姿勢を伝える一つの要素にもなると思います。
大切なのは、会社が社員のすべてを把握することではありません。
社員が自分自身のことを考え、必要なときには支援を受けながら、自分らしく働いていける環境をつくること。
そして経営者や管理職も、一人で人材育成や組織づくりを抱え込まなくていいこと。
そんな関係性をつくっていきたいと考えています。
「職場の保健室」から、人が育つ組織づくりへ
Think for Designでは、こうした思いをもとに、企業向けのコーチングやキャリア面談を中心とした支援を考えています。
一人ひとりの価値観や強みを整理し、仕事とのつながりを見つけていく。
必要に応じて、研修やワークショップを通じて、社員同士の相互理解や管理職の育成にも取り組んでいきます。
また、組織の課題によっては、採用活動や求人原稿の見直し、ホームページ制作、企業ブランディングなど、Think for Designが持つ専門性を組み合わせた支援も可能です。
社員一人ひとりへの支援と、会社全体の仕組みづくり。
その両方を大切にしながら、人が育ち、組織が自走していく環境をつくっていきたいと思っています。
そして、今回のLinkedInでの出会いを通じて、私自身も多くの専門家の方々とつながり、それぞれの知識や経験を活かしながら、よりよい支援の形を考えていきたいと感じました。
「職場の保健室」が、特別なものではなく、働く人にとって身近な存在になっていくこと。
それが、私の目指している未来です。
社員との関わり方や人材育成、組織づくりについてお悩みの経営者・人事担当者の方は、ぜひお気軽にご相談ください。
また、同じような思いを持つ専門家の方々とも、これからさまざまなお話ができたらうれしいです。