コーチングとブランディングをつなぐ「自分とチームのトリセツ」
社員一人ひとりの強みを生かしたい。
本人が仕事の方向性や、これからやりたいことを考えられるようにしたい。
そのためにコーチングやキャリア面談を取り入れても、面談の中で得られた気づきが、その後の仕事や組織づくりに生かされないことがあります。
一方、採用や広報、ブランディングに取り組もうとしても、
「会社の強みが分からない」
「ほかの会社との違いを言葉にできない」
「社員に聞いても、わかりませんと言われる」
と悩む会社も少なくありません。
コーチングでは、社員の内側にある強みや価値観を見つける。
ブランディングでは、会社の内側にある価値を、採用や広報、デザインを通して外へ伝える。
この二つは別の取り組みに見えますが、本来はつながっています。
その接点になるのが、「自分とチームのトリセツ」です。
コーチングで見つけた強みを活かすために
コーチングやキャリア面談では、対話を通して
「自分は、人の話を聞いて考えを整理することが得意だった」
「新しいものを生み出すより、複雑な情報を分かりやすく整える方が力を発揮できる」
「一人で任されるより、途中で相談できる環境の方が集中して動ける」
といった気づきが生まれます。
しかし、本人が自分の強みに気づいただけでは、職場の仕事や役割は変わりません。
上司へ何を伝えるのか。
どのような仕事で試すのか。
チームの中で、誰とどのように連携するのか。
ここまで具体的にすることで、活かしていく準備が整います。
「自分のトリセツ」で、強みの使い方まで整理する
自分のトリセツは、診断や占いのようにその人を一つのタイプに分類するためのものではありません。
本人がこれまでの経験をもとに、自分の力を発揮する方法を整理するものです。
例えば、「人の気持ちをくみ取る」という強みがある人でも、相手へ合わせすぎて自分の意見を言えなくなることがあります。
「責任を持って最後までやり切る」という強みがある人は、周囲へ頼ることができず、一人で仕事を抱え込むかもしれません。
強みのよい面だけでなく、弱みに変わりやすい場面や必要な環境まで整理することで、職場でも扱いやすい情報になります。
一人ひとりのトリセツを「チームのトリセツ」へつなげる
社員それぞれのトリセツができたら、次はチーム全体を見ていきます。
- 誰がどのような仕事で力を発揮しやすいか
- チームには、どのような強みが多いか
- 反対に、不足している役割は何か
- どのようなコミュニケーションが必要か
- 仕事が一部の人へ集中していないか
- 意見が出やすい環境になっているか
- チームとして大切にしていることは何か
を整理します。
例えば、丁寧に仕上げることが得意な社員が多いチームは、品質や安心感が強みになるかもしれません。
一方で、慎重になりすぎて、新しいことを始めるまでに時間がかかる可能性もあります。
新しいアイデアを出す人、計画を整える人、周囲へ分かりやすく伝える人、最後まで実行する人。
それぞれの強みが見えると、単に「全員で頑張る」のではなく、チームの中でどのように力を生かし合うかを考えられるようになります。
チームのトリセツが、会社の強みを見つける材料になる
会社の強みは、経営者が掲げる理念や商品だけから生まれるものではありません。
社員が日々、どのような考えでお客様と接しているのか。
問題が起きたとき、どのように協力しているのか。
どのような部分にこだわり、仕事を仕上げているのか。
その会社で働く人たちが自然に繰り返している行動の中にも、会社らしさがあります。
例えば、社員のトリセツを整理する中で、
「お客様が言葉にできていない希望まで考えている人が多い」
「困っている人がいると、部署を越えて自然に声をかけている」
「完成後に使う人のことまで考えて、細かな確認をしている」
といった共通点が見つかることがあります。
これらは社員個人の強みであると同時に、会社が提供している価値でもあります。
この共通点をまとめたものが、チームや会社のトリセツになり、ブランディングの土台になります。
採用では、求める人物像を具体的にできる
採用で「明るく前向きな人」「コミュニケーション能力のある人」と書いても、応募する人にとっては、具体的にどのような力が求められているのか分かりにくいものです。
また、自分には高い能力がないと感じ、応募をためらってしまうこともあります。
チームのトリセツがあると、
- 現在のチームにどのような強みがあるか
- 仕事を進めるうえで、どのような力が不足しているか
- その力が必要になるのは、どのような場面か
- どのような人なら、今の職場で力を発揮しやすいか
- 入社後に、どのような役割を任せたいか
を具体的に考えられます。
チームのトリセツから不足している役割を見つけ、日常の行動に置き換えて表現することで、応募のハードルを下げながら、自社で力を発揮できる人へ届く求人票や採用ページがつくれます。
広報では、社員の経験が会社の魅力を伝える
広報で会社の魅力を伝えようとすると、
「地域に貢献しています」
「お客様を大切にしています」
「社員が活躍できる会社です」
といった、どの会社にも当てはまりそうな表現になりがちです。
社員のトリセツには、その言葉を具体的にする経験があります。
どのような場面でお客様の役に立ったのか。
何に気づき、どのように工夫したのか。
その人の強みが、仕事の成果へどうつながったのか。
こうしたエピソードは、社員紹介、採用サイト、SNS、会社案内、営業資料などに活用できます。
社員一人ひとりの経験を伝えることで、「この会社には、どのような人がいて、どのような考えで仕事をしているのか」が見えるようになります。
デザインは、見つかった価値を伝わる形にする
デザインは、会社の内側にあるものと切り離して、見た目だけを整えることではありません。
コーチングを通して見つかった社員の強み。
チームの中で大切にしている世界観。
お客様へ届けている価値。
これらを、必要な相手へ伝わる形に整えることがデザインの役割です。
例えば、
- 社員の強みが伝わる採用ページ
- チームの雰囲気が分かる写真や社員紹介
- 会社が大切にしていることを表す言葉
- お客様への価値が伝わるサービス案内
- 社内で共有する行動指針やツール
などへ展開できます。
内側にある価値が整理されていれば、採用、広報、Webサイト、会社案内の表現にも一貫性が生まれます。
Think for Designは、内側の強みを外へ伝わる価値に変えます
Think for Designでは、コーチングやキャリア面談を通して、社員一人ひとりの強み、価値観、関心、力を発揮しやすい環境を整理します。
そこで終わるのではなく、自分とチームのトリセツを通して、
- 実際の役割や業務へつなげる
- チームの連携やコミュニケーションを整える
- 会社としての強みを見つける
- 採用で求める人物像を具体的にする
- 社員の経験を広報や発信に生かす
- 見つかった価値をWebやデザインで伝える
ところまで一緒に考えます。
コーチングで人の内側にある力を見つけ、ブランディングで外へ伝わる価値に変える。
「自分とチームのトリセツ」は、その二つをつなぐための共通言語です。
社員の強みを、本人の気づきだけで終わらせず、チームや会社の力へつなげてみませんか。
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