デザイナーの時間は、予定表に出てこない
資料を読む時間や、言葉を探している時間は、外から見ると空いて見えます。だから、そこへ声がかかります。予定が入っていないことと、その時間が空いていることは別だという話を、三人のデザイン事務所の作例で書きました。
資料を読む時間や、言葉を探している時間は、外から見ると空いて見えます。だから、そこへ声がかかります。予定が入っていないことと、その時間が空いていることは別だという話を、三人のデザイン事務所の作例で書きました。
新しい道具や決まりごとを入れるとき、何をやめるかを一緒に決めていないと、決めることが全員ぶん増えていきます。設計事務所の作例で、道具を入れる話と同じ場で、やめるものとその伝え方まで決める進め方を書きました。「これ、やめませんか」と言える人の話もしています。
外部がずっと発信を書き続けることを、支援のゴールだとは考えていません。会社の魅力をいちばん知っているのは、そこで働いている人です。朝礼で話を集めるところから、半年かけて発信を社内に移していく手順を、設備工事会社の作例でまとめました。
見出しを任された担当者は、会議室で強みから考えがちです。けれど見込み客の困りごとの言葉は、受付や電話を取る人の手元に集まっています。現場から言葉を拾う五つの場所と、担当が替わっても同じやり方で見出しを直せる手順の話です。
戻されたデザインを前に、若手は「デザイン力が足りない」と落ち込みます。けれど、その言葉のままでは次に何を練習するかが決まりません。原因を六つの問いに分けること、作品と本人を分けて振り返ること、本人が自分で使える二つの問いを渡すことの話です。
なんか違う、もう少し良くして。その言葉で戻された部下は、当てずっぽうで直すしかありません。判断の基準を持っているのが上司ひとりだと、部下に育つのは、その反応を読む技術だけです。同じ道具を渡しても差がつく理由と、日々のフィードバックをそのまま教材に変える話です。
目標シートが毎年埋まらないまま出てくる。意欲の問題として処理すると、その人は据え置かれたままになります。未来の状態から考える人と、日々の在り方から考える人がいて、目標管理の様式は前者だけを前提にしていることが多い。面談の問いと、様式そのものを直す話です。
資料の作り方を教えるとき、もう少し見やすく、としか言えないことがあります。指導力の問題ではなく、判断がまだ言葉になっていないだけです。読みにくさは文字の四か所に原因があり、四つとも数字で決められます。数字にできれば、初日の人にも渡せる。できる人の判断を手順に置き直す話です。